今回は僕自身がCBT対策の体験談をお話ししたいと思います。
具体的には、いつから、何の教材を使って、どのように勉強したかをお伝えできたらと思っています。
結果としては、得点は89.1%、IRTスコアは644でした。
普段の僕の大学での成績は平均上位20%くらいの成績です。
まあまあくらいですが、めちゃくちゃ優秀なわけでもないですし、
浪人経験もありますので特別自頭がいい方でもありません。
なので、ある程度多くの人に参考になるのではないかと思っています。
これからCBTを受ける3,4年生は何をやったらいいか不安を感じている人も多いでしょう。
僕の体験談から勉強計画を立てる際の参考になれば幸いです。
いつから勉強を始めたか
僕がCBT対策を始めたのは約5ヶ月前からです。
CBTの前月には定期試験もあり、1か月くらいはそっちの勉強しかやっていなかったので、
実質CBTにかけた期間は4か月くらいかもしれません。
早い人は半年以上前から始めていたので、遅めな気はします。
ほんとは半年前から始めようと思ってたんですが、やる気でなかったもので…笑
やったこと
勉強に使ったもの
- Q-Assist CBT(映像授業)
- QB オンライン CBT
- 一部、Q-Assist(本編)
- 調べもの用に、病みえ・Year Note(電子版)
- 模試(MECとMM模試)
勉強に使ったものはこれだけです。
ほぼ1と2と言っても過言ではないです。
大きな流れとしては、1→2
で、その中で分からないことがあれば4(病みえとYear Note)で適宜調べる。
という形。
QBを解いている中で、Q-Assist CBTでカバーできていない箇所で、きちんと押さえたいと思ったものに関してはQ-Assist(本編)をつまみ食いしました。(どこをみるかは時間との兼ね合いで)
模試は40日前と3日前に受けました。
やったこと(概要)
以下がCBT対策としてやったことの全てです。
①Q-Assist CBT動画視聴 2周
*テキストの問題も解く
②QB
Vol.2(臨床医学) 2周~
Vol.1(基礎医学) 1周~
Vol.3(医学総論・公衆衛生) 1周~
Vol.4(多選択肢・4連問) 1周~
Vol.5(追加問題) 1周のみ
※~と記載しているのは、△, ×のみを周回
③模試(2回)
実際にやった詳しい流れ
実際にはこのような流れで行いました。(かなり煩雑です。すみません…)
①Q-Assist CBT(基礎医学と臨床医学)1周目 動画視聴
*テキストの問題も解く
②〈分野ごと〉
Q-Assist CBT(臨床医学)2周目 動画視聴
*テキストの問題も解く
→QB(臨床医学) 1周目
③〈分野ごと〉
QB(臨床医学)2周目
→QB 多選択肢問題・順次解答4連問の1周目
④〈分野ごと〉
Q-Assist CBT(基礎医学)2周目 動画視聴
*テキストの問題も解く
→QB 1周目(基礎医学)
⑤QBの残りの問題(医学総論・公衆衛生など)
⑥QBで△,×の問題を中心に周回
⑦QBの追加問題
ポイント
僕の勉強の特徴は、Q-Assist CBTの動画を2周は必ずしていることです。
上記には記載できていませんが、QBを演習中にも記憶があいまいな分野は3周目を見たものもあります。
そのせいで、QBに取り掛かる時期が遅かったのですが、この勉強法は間違ってなかったと思います。
CBTは基本的に全く同じ問題はあまりでません。
(似たような問題はありますが)
そのため、QBを中心に勉強していると、問題の丸暗記になるリスクが高いのです。
実際、僕よりもQBの進みが速かった人は周囲にたくさんいますが、成績がよくなかった人は多いです。
しっかりと動画の内容を頭にいれて重要なポイントを固めておくのは非常に重要です。
Q-Assist CBT 2周目に講義だけでなく、問題も解いて、その解説も視聴することで、
ただの丸暗記にならず、本質的な問題の解き方・考え方が身に付きます。
Q-Assist CBTのテキストの問題はQBの問題を網羅はしていませんが、重要な問題をピックアップしてあります。
そのため、この問題の演習量が多くなるこの勉強法は重要な問題を確実に押さえることが可能です。
QB(オンライン版)の使い方
QB(オンライン版)では、問題を解いたのち、〇、△、×の3つに解答履歴を残せます。
これを利用して、直前期は△と×だけを解くとかができるわけですね。
普通に問題を解くだけでは〇と×にしか振り分けられないので、自分で基準を決めて解答履歴を残すことをお勧めします。
僕の基準は、
〇 | 【1周目】 理由も含めて正解だった 【2周目以降】もう絶対間違わない |
△ | あってはいたが、理由が不明瞭だった |
× | あってはいたが、理由が間違っていた 問題を間違えた |
このように振り分けていました。
ポイントは、あっていたとしても、問題を本質的に理解していない場合は絶対に〇にしないことです。
QBのVolごと重要度について
QBの周回数はよく聞かれますが、全部を一律に〇周すると決めるのは間違っていると思います。
QBは全部でVol.1-5までありますが、Volごとに重要度が異なるからです。
重要度の高いものは何周もすべきだし、重要度の低いのは1周で構いません。
重要度は、高い順に
Vol.2(臨床医学)
Vol.1(基礎医学)
Vol.4(多選択肢・4連問)
Vol.3(医学総論・公衆衛生)
Vol.5(追加問題)
となります。
事実、僕はVol.5に関しては試験前日と2日前に1周しただけです。
(正直時間がない人はVol.5は解かなくてもいいかもしれませんが、がっつりする必要はないので、少しでも時間がある人は模試感覚で解くことをお勧めします。頑張れば2日で終わります。)
直前にぶち込むべきもの
Vol(分野)によって重要度が違うという話をしましたが、
基礎医学と医学総論・公衆衛生に関しては、直前にぶち込んでください。
なぜなら、基礎医学と医学総論・公衆衛生は前々から固めても絶対忘れるからです。
基礎医学に関してはQ-Assist CBTは臨床医学と同じタイミングで終わらせておき、
臨床医学が固まったのち、直前に総復習して固めるというのがいいでしょう。
本番の成績と模試の成績
CBT本番の成績
実際のCBT本番の成績はこちらです。
得点:89.1%
IRTスコア:644
学年順位:11位
※特定につながる学年人数は伏せてあります。ご了承ください。
9割には届きませんでしたが、一応高得点といえる点数を取ることができたのではないでしょうか。
模試の成績
僕はCBT模試はMECとメディックメディアCBT模試を受けました。
MEC模試(本番40日前)
得点:80.3%
学年順位:22位
メディックメディアCBT模試(通称:MM模試)(本番3日前)
QB CBTを購入すると付属でついてきます。
得点:82.5%
学年順位:8位/82人中
※QBの模試は自分のタイミングで受けられるので、自分が受けたタイミングで既に受けていた人の中での順位となります。
僕は本番3日前というギリギリで受けましたが、本番に近いほどみんな学力は上がるので順位は高くなると考えられます。
同じタイミングでの成績ではないことに注意してください。
本番の成績と模試の成績 まとめ
MEC模試 | MM模試 | CBT本番 | |
---|---|---|---|
時期 | 本番40日前 | 本番3日前 | ー |
学年順位 | 22位 | 8位 | 11位 |
得点 | 80.3% | 82.5% | 89.1% |
難しさの体感は、MEC模試<本番≒MM模試
※周りはMM模試の方が難しいと言ってる人が多かったですが、体感的には同じか本番の方が難しかった印象です。
本番は新作問題が採点対象外となるため、体感の数値よりも取れているとよく言われます。
CBTに対する心持ち
「これだけとれてるんだから、全然余裕だったんだろ!」
と思う人もいるかもしれませんが、全然そんなことはありません。
もうビビりまくってました。
勉強し始めの段階(約5ヶ月前)では
9割取れたらいいな~
とか考えてましたが、
本番20日前の段階で、QB 1周目終わってませんでしたから
やべえええええええええ、全然終わってねええええええええええええ
まじで受かりさえすればいいから、神様助けてええええええええええ
こんな感じでした。
とまあ、それくらいCBT前は精神的にみんなきつくなります。
1発の試験に留年がかかってますからね。
でも、みんな気持ちは同じなんだと前向きに捉えましょう。
焦っても、やることは変わりません。
まとめ
以上、CBTの体験談でした。
今回記載した方法は、あくまで僕がやった方法なので、同じ方法をして全ての人にうまくいくかは保証できません。
ですが、大方この方法でやって間違いはないと思います。
細かい流れや基準などは適宜個人で好みに合わせて変えていただければ幸いです。
一番大事なのは、一度やり方を決めたら、あとはそれを信じてひたすら勉強することです。
追い込まれると、今やっていることは本当に正しいのかと不安になるとは思いますが、目の前のものを信じて、やりましょう。
それが一番大事です。
頑張ってください。
質問等ございましたら、コメントまたはTwitterでDMいただければと思います。
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